


|
|

200721月30日更新
勘三郎さん襲名公演 瑞浪・相生座 迫真の演技
2006年9月24日 岐阜県版
 |
| ▲表情豊かな演技で観客を魅了した十八代目中村勘三郎さん=瑞浪市日吉町の美濃歌舞伎博物館「相生座」で |
|
人気歌舞伎役者の十八代目中村勘三郎さんが二十三日、瑞浪市日吉町の美濃歌舞伎博物館「相生座」の舞台で、襲名披露公演「相生座大歌舞伎」(中日新聞社主催)を開いた。昼夜二回で「身替(みがわり)座禅」と「義経千本桜」が演じられ、計約九百人が楽しんだ。
中村さんは、襲名披露で全国の歴史ある芝居小屋を巡っており、相生座には初お目見え。襲名あいさつの口上では「こんなに(客席と)近い舞台は初めて。お客さまとにらめっこしているみたいです」と話し、客席の笑いを誘っていた。
この後、山蔭(やまかげ)右京といがみの権太の二役を熱演。間近で繰り広げられる表情豊かで気迫あふれる姿に、観客から「中村屋ぁ」と威勢のいい声が飛び交った。土岐市の無職保坂房子さん(64)は「勘三郎さんがすごく近くに感じられた」と感動しきり。名古屋市西区の会社員志水奏さん(29)は「小さい小屋は風情があってよいですね」と話していた。(清水祐樹)
念入り準備結実
美濃歌舞伎保存会
三月に公演が決定してから、地元の美濃歌舞伎保存会は念入りな準備に取り組んできた。演技を終えた役者が風呂に向かうための通路を新たに設けたほか、楽屋も一つ増設。相生座を運営する同保存会の小栗幸江さん(58)は「本当に大変だったのは、綿密な打ち合わせ」と振り返った。
当日も、保存会員らは切符のもぎりや案内で大忙し。舞台はほとんど見られなかったが、平井令光副会長(51)は「遠くから大勢の人が来て、相生座のことを知ってくれてうれしい」と充実した表情だった。
入り口付近では、地元の焼き物制作委員会の女性有志が日吉産の米を使った五平もちを販売。「日吉のPRになってよかった」と笑顔を見せていた。
この記事は「中日新聞多治見支局」のご協力を得て掲載しています
|